四月・京都(19)
仁和寺
----------
真空管ラインアンプTUBE-01Jのトランス電源での音の違いをシミュレートすべく
8本の単一電池(エボルタ)をつないで、12Vのバッテリー電源を作った。
電圧は無負荷で12.6V程度。
試聴した音源は以下の通り;
クレア・マーティン He Never Mentioned Love (SACD)
ビーバー ロザリオ・ソナタ ポッジャー(Vn) (SACD)
バッハ イタリア協奏曲 ブレンデル(ピアノはベーゼンドルファー)
ベートーベン ヴァイオリン・ソナタ (クレーメル、アルゲリッチ)
シューマン 交響的練習曲、幻想曲 プレトニョフ (ピアノはブリュートナー)
真空管は付属の6J1に戻した。
結果としては、まず空気感が違う。
ヴァイオリンやボーカルの周りに何もない感じ。
音がとにかくクリアでシンプルだ。
全体の音のバランスはACアダプターとほとんど変わらないのだが、
音に何も足さないというイメージだ。
ACアダプター使用時は音にキラキラした感じがあり
ヴァイオリンやピアノ(ベーゼンドルファー)では楽しい感じになるのだが
電池だとただ透明なピアノやヴァイオリンの音があるだけ。
元々の音はこうだったのかと納得する。
音のキラキラ感は真空管のせいだと思っていたのだが
実はACアダプターのノイズだった可能性が高い orz
ACアダプターの音が賑やかなのに対して、電池ではとにかくシンプル。
どっちが聴いていて楽しいかは難しいところだが、
電池を常用するのは無理としても、トランス電源にして
それに近づける意義はあるかもしれない。
検証実験として、真空管ラインアンプを外した状態の音も比べてみたが
電池の音に近かった。ただ、ラインアンプを入れた方が好ましい音にはなる。
さて、トランス電源は買うしかないのかな・・・?
.
by tullyz1
| 2018-05-19 16:04